コラソン、小中学生向けにハンドボールクリニック 


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ハンドボールクリニックの展開に向けてパートナー協定を結んだザ・チームの岩下祐慈社長(左から2人目)と琉球コラソンの水野裕矢社長(同3人目)=13日、那覇市のハイアットリージェンシー那覇沖縄

 日本ハンドボールリーグ男子の琉球コラソンは県内の小中学生に競技を通してスポーツの楽しさを学んでもらうための「ハンドボールクリニック」事業を展開する。13日、那覇市のハイアットリージェンシー那覇沖縄で、事業を支援する医療機器販売のザ・チーム(大阪、岩下祐慈社長)とパートナー協定を結び、今後の取り組みなどについて発表した。

 球団はこれまでも教室を開き競技の普及に努めてきた。しかしコロナ禍もあり、活動の縮小を余儀なくされてきた。今回改めて、部活動などが制限されてきた子どもたちの現状に目を配り、ハンドボールを通してスポーツに親しむ環境づくりを企画した。県内全ての学校を回る取り組みを目指す。さらに今後は国が提案する部活のクラブ化なども見据え、クリニック事業を通して地域への関わり方や支援を模索していく。

 水野裕矢球団社長は「チームには教員免許を取得している選手も多い。体育や部活動で協力できることがあると思う。次世代のためにできることをやっていきたい」と意欲を示した。岩下社長は「志を聞いて感銘を受けた。持続可能な貢献ができると思っている。サポートしていきたい」と話した。問い合わせ先(電話)098(917)2347。
 (謝花史哲)