沖縄県産マンゴー2202トン 21年生産量、過去2番目


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 県農林水産部は14日、2021年産の県産マンゴー生産量は前年比34%増の2202トンで、過去最高だった17年に次いで2番目の多さだったと発表した。平年比では19%増。22年の生産量は前年比25%減の1644トンを予測する。

 20年は、コロナ禍による売れ行き減少を懸念した農家が着果制限をしたことで、果樹を休ませることができた。これにより21年は樹勢が維持された。さらに枝の充実期間や開花期の天候に恵まれたことで、豊作につながったとみられる。

 各地区の生産量は宮古が前年比19%増で過去最高の817トン、南部が同14%増の519トン、北部が同19%増の484トン、八重山が同39%増の258トン、中部が同16%増の124トンだった。

 22年産は、21年が豊作だったことから果樹への着果負担の影響で開花量がやや少なかった。また2月下旬、3月下旬の日照不足などにより着果率が低いことから、前年を下回る生産量を見込んでいる。

 地区別の生産量予測は、北部は21年比21%減の385トン、中部は同16%減の104トン、南部は同29%減の369トン、宮古は同24%減の620トン、八重山は同36%減の166トンと見通している。 (玉城江梨子)