古タオル150枚→雑巾へ 児童会がSDGSで集め家庭科で製作 那覇・古蔵小


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
古タオルを集める児童会の(左から)大城尚也さん、前川琥音暉さん、本村結夏さん、高原遼介さん、小濵廉人さん、野村心美さん、伊東七絆さん、當山琉未さん=5月26日、那覇市立古蔵小学校

 【那覇】児童や教員らが率先してSDGs(持続可能な開発目標)の活動をする那覇市立古蔵小学校(仲間一史校長)では、児童会のメンバーが中心となって古タオルを校内で集めている。SDGsの取り組みの一環として、掃除の時間に使用する雑巾を製作するのが目的。

 児童会のメンバーは大城尚也さん、前川琥音暉(ことき)さん、本村結夏(ゆな)さん、高原遼介さん、小濵廉人(ゆきと)さん、野村心美さん、伊東七絆(なずな)さん、當山琉未(るみ)さんの6年生8人。

 8人は毎朝、登校時間に玄関前で行われる「あいさつ運動」を利用して、古タオルの回収や呼び掛けなどをしている。回収後は6年生が家庭科の授業で雑巾を作るという。

 野村さんは「1年生から6年生まで1週間で150枚以上集めることができた。古蔵小周辺の地域の皆さんもぜひ、古タオルがあれば気軽に学校に届けてほしい」と笑顔で語った。

 同校児童会はこれまで、書き損じはがきを校内で集めてラオスの子どもたちに絵本を届けるなど、SDGsに関連した取り組みを実施してきた。児童会担当の眞境名南教諭は「はがきについても、継続して取り組んでいきたい」と話した。
 (金城実倫)

※注:高原遼介さんの「高」は旧字体