ゴルフの九州オープン選手権決勝第1日は17日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(7197ヤード、パー72)で行われ、県出身の長嶺勝斗(エナジック)と宮里優作(フリー)がいずれも1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで中島邦宏、児玉和生と共に首位タイに立った。県勢では狩俣昇平(フリー)が2アンダーで7位につけた。60位タイまでが第1ラウンドを通過した。16日開幕の日程だったが、荒天のため初日が中止となり3日間に縮小された。
後半の出だし、パー5の10番でイーグルを決めた長嶺勝斗(エナジック)が順調にスコアを伸ばし首位に躍り出た。アプローチは感触が良く、パッティングも距離感ぴったりに沈め続けた。
宜野座高を卒業し、プロの大舞台を目指してトレーニングの毎日。左右へのぶれなどショットの安定感が課題だったが、少しずつ改善できてきたという。ウエート強化の成果も出てきた。
前半パーセーブも「耐えているというより流れに乗っている感じだった」。これを後半の勢いにつなげた。10番のイーグルは2オンで、上り5メートルのフックラインを読み切った。11、12番を連続バーディー。15番でもスコアを伸ばし「初めてかもしれない」という60台のスコアにうなずいた。
首位発進に「地元開催の大会。上位に食い込んで盛り上げていきたい」と目を輝かせた。補欠からの繰り上げで初参加となった九州オープン。運を生かして優勝を目指す。
(謝花史哲)