沖縄本島北部で大雨、道路冠水も 東村で1時間に50ミリ


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激しく降った雨で冠水した道路=18日午後4時40分ごろ、名護市大東

 沖縄本島北部は18日、奄美付近の前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、非常に激しい雨が降った。1時間雨量は東村で最大50ミリ、名護市で最大48.5ミリを観測し、各地で道路冠水が起きた。沖縄気象台は土砂災害警戒情報を出し、警戒を呼び掛けた。

 名護市大東は山から流れ込んだ雨で道路が冠水した。住民らによると、冠水は午後2時ごろから始まり、いったんは引いたが、雨脚が強まるとともに側溝などからも水があふれ出した。午後4時半ごろ、同区の道路は高さ30センチ程まで冠水した。大東区の男性(50)は「みるみるうちに水位が上がっていった」と話した。

 沖縄気象台によると、19日も気圧配置は変わらず、場所によっては雷雨になる恐れがある。
 (稲福政俊、岩切美穂)