狩俣昇平、一歩及ばず2位 宮里優作と長嶺は6位 ゴルフ九州OP最終日


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15番 セカンドショットを放つ狩俣昇平=19日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(ジャン松元撮影)

 ゴルフの九州オープン選手権最終日は19日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(7197ヤード、パー72)で第3ラウンドを行い、通算8アンダーにスコアを伸ばした黒木紀至(UMKテレビ宮崎)が栄冠を手にした。県勢は3位で出た狩俣昇平(フリー)が5バーディー、1ボギーで4つスコアを伸ばし通算7アンダーで2位だった。宮里優作(フリー)、長嶺勝斗(エナジック)は1アンダーの6位、大城康孝(くまもと中央CC)は10位だった。賞金総額は1800万円、優勝賞金は300万円。

 3位でスタートした狩俣昇平はスコアを伸ばし、6ホールを残して一時は首位に立った。しかし、最終18番でバーディーを取った黒木に1打及ばず。黒木のプレーが「上をいった」とたたえる。一方で地元優勝を逃し「やっぱり悔しい」と残念がった。

 2日目までに徐々に順位を上げ、この日は3番で幸先良くバーディーを奪った。「あそこで取れたのは良かった」と8番でも1つスコアを伸ばし「苦手」という9番も楽な気持ちでラウンドできた。その後も難しいパットが決まるなど「調子が良かった」

 15番でボギーをたたいたが、昨年熊本で優勝した時はここから巻き返した。「あの時のように」と奮い立ち、最終18(パー5)でイーグルチャンスにつけた。しかし惜しくも外しバーディーにとどまり、逃げ切られた。パットが届かずパーに終わった17番も含め「思い切りの弱さがあったかな」と語った。

 目標は日本ツアーのシード獲得。現在は下部ツアーが主戦場だが、次戦に日本ツアー1試合の参加権が巡ってきた。この好機を「いいきっかけにしたい」と沖縄でのラウンドを弾みに上位を狙いにいく。
 (謝花史哲)