沖縄県、福建省との記念式典を検討 友好締結25年で


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(上段左から)瀬長美佐雄氏 西銘純恵氏 次呂久成崇氏 (下段左から)喜友名智子氏 金城勉氏 當間盛夫氏

 沖縄県議会6月定例会は24日、代表質問最終日の質疑があり、瀬長美佐雄氏(共産)、西銘純恵氏(同)、次呂久成崇氏(おきなわ南風)、喜友名智子氏(立憲おきなわ)、金城勉氏(公明)、當間盛夫氏(無所属の会)の6氏が質問に立った。宮城嗣吉文化観光スポーツ部長は、日中国交正常化50年、県と福建省の友好都市締結25年の節目を記念し、本年度に式典の開催を検討していることを明らかにした。喜友名氏に答えた。

 県によると式典は11~12月ごろの開催を模索している。宮城部長は「開催に向けて福建省政府との連絡を密にし、中国の感染状況を注視しながら、オンライン方式を含めて検討を進めている」と答弁した。

 玉城デニー知事は、本島中部地区の新たな特別支援学校の設置に向け、うるま市内の県有地を候補地に選定したことを明らかにした。美咲特別支援学校(沖縄市)、はなさき支援学校(北中城村)の過密化解消へ、2028年度の開校を目指す。西銘氏に答えた。

 県教育委員会によると、県有地はうるま市兼箇段の旧園芸支場跡地の一部。今後開く県教育委員会会議で学校設置の基本方針を審議し、最終決定する。

 半嶺満教育長は、県と市町村が負担する小中高校などの児童生徒1人当たりの教育費は、20年度で117万4千円だったと述べた。文部科学省の地方教育費調査によるもので、都道府県別で36位。金城氏に答えた。

 世界自然遺産登録地の西表島で繁殖する特定外来生物の植物「ツルヒヨドリ」「ボタンウキクサ」について、金城賢環境部長は環境省、竹富町と連携して防除を強化していくと説明した。

 また、自然遺産登録区域内で野生化したヤギが繁殖している問題を巡り、県対策外来種リストを見直す際に「重点対策種」とすることを含め駆除を強化するとの考えを示した。次呂久氏への答弁。

(池田哲平まとめ)