女子サッカー九州リーグは26日、各地で行われた。エナジック琉球デイゴスとヴィクサーレ沖縄FCナビィータは西原町民陸上競技場で県勢直接対決を行い、デイゴスが2―0でナビィータを破って勝利した。
前半は両チームとも決定的場面は少なく、0―0で折り返した。後半はデイゴスがチャンスを広げ、12分に白土莉那が先制点、5分後に山城見友希主将が2点目を押し込んだ。デイゴスの通算成績は3勝2敗3分け。ナビィータは4勝3敗1分け。
次戦、デイゴスは7月2日午前11時から西原町民陸上競技場でヴィアマテラス宮崎と対戦する。ナビィータは3日午前10時半から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで宮崎と対戦する。
今季初の県勢対決は後半に主導権を握ったデイゴスが2―0でナビィータを破った。炎天下、体力消耗戦となったが、デイゴスはDF陣で巧みにパスを回し、ゲームを組み立てた。
後半の立ち上がり、DFからのロングボールをMF白土莉那がゴール前で受けたが、決定的チャンスを逃した。ただ、直後に再びチャンスが訪れる。宇津木陽奈からスルーパスを受けた白土はGKと1対1に。今度は落ち着いてゴールへ流し込み、均衡を破る先制点を奪った。
2点目は山城見友希主将が押し込んだ。山城は「暑い中、相手はバテていた。後半、こちらは長くボールを保持して体力をうまく使おうとチームで確認していた」と狙い通りの展開に持ち込んだ。
一方のナビィータは球際で競り勝つ個々の強さを見せたが、攻めへの展開で選手の態勢が整わないままパスを出す場面が多く、連動した動きに課題を残した。
デイゴスの田口豊士監督は「攻撃は幅広く、守備をコンパクトにすることを練習から意識させた。勝ち切れない、引き分けの試合が続いていた。次につながるいい内容だった」と手応えを語った。
(大城三太)
琉球デイゴス
2―0(0―0,2―0)
ヴィクサーレ沖縄
炎天下、消耗避け後半主導権 デイゴス