衰え知らない37歳、新城幸也が優勝 自転車ロード 同郷2人で上位、充実感いっぱい


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新城 幸也

 自転車の全日本選手権ロードレースで新城幸也が3度目の日本一を手にした。184・5キロを駆け抜けた37歳の肉体はまだまだ衰えを知らない。

 1位となった選手は、左胸に日の丸マークがある「ナショナルチャンピオンジャージ」を着て各レースに出場することができる。幸也は「これを着て、ヨーロッパで1年間走るのが楽しみ」と頰を緩めた。

 ゴール直前まで同じ石垣市出身の新城雄大がぴったり後ろにつけ、最後はスプリント勝負となった。

 秒数までタイムは同じで、わずかな差で栄冠をつかんだ。「きつかった。最後は休むことなく動き続けた。日本のチームの皆さんと思い切りやり合えた」と充実感いっぱいの表情を見せた。

 「また来年もヨーロッパのチームと契約してもらえる」とちゃめっ気いっぱいに勝利に酔いしれた。
 (大城三太)


 広島県中央森林公園サイクリングロードで26日に行われた自転車の第90回全日本選手権大会個人ロードレース男子エリート(184・5キロ)で、石垣市出身で37歳の新城幸也(八重山高出、バーレーン・ビクトリアス)が3度目の頂点をつかんだ。

 同じ石垣市出身で26歳の新城雄大(八重山農林高出、和歌山・キナンサイクリングチーム)は2位に入った。

 ▽男子(184・5キロ)(1)新城幸也(バーレーン・ビクトリアス)4時間36分28秒(2)新城雄大(キナン)4時間36分28秒
 (1、2位は着差あり)