玉城知事がコロナ濃厚接触で県議会欠席 28日の本会議議事は延期


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知事が新型コロナウイルスの濃厚接触で本会議を欠席することに対し、今後の議事日程を協議する各派の代表者ら=28日、県議会

  玉城デニー知事が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、28日の県議会6月定例会本会議を欠席することが決まった。この日は野党の沖縄・自民の所属議員による一般質問が予定されていたが、知事の答弁が得られないことを受け、議会運営委員会として同日の議事を延期することを確認した。本会議を開いた上で、赤嶺昇議長の発議によって延会を決定する。

 28日午前の議運委で、宮城力総務部長は、玉城知事の検査結果は同日午後3時以降に判明する見通しで、陰性の場合は早ければ7月1日から出席でき、陽性の場合は7月5日からの出席になると説明した。宮城部長によると、知事に感染症の症状は出ていない。

 県の説明によると、玉城知事の家庭内で陽性者が出たことが27日午後7時過ぎに明らかとなった。県議会の一般質問が終了した同8時半以降、医師でもある糸数公保健医療部長らが、陽性者との接触の状況などを確認し、濃厚接触者に当たると判断した。

 29日以降の議事日程については、知事の検査結果が判明した後に議会運営委員会を再度開いて協議する。知事が陰性で出席ができることを想定し、野党議員の一般質問を7月1日にする案や、7月4日以降に予定されている常任委員会などの日程を前倒しする案などを議論する。