沖縄県議会議員の平均所得は1195万円 トップは仲村家治氏3195万円 21年資産公開


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 沖縄県議会事務局は4日、資産等公開条例などに基づき、各議員が2021年中に新たに取得した資産や同年の所得などを公開した。全48議員の平均所得額は1195万2413円で、20年の平均(対象議員31人)から71万5579円上がった。報告対象の会社役員などに就いているのは13人、前回公開後に新たに資産を取得したのは6人だった。

 20年6月の改選で新たに県議となった17人は今回から資産公表の対象となった。平均所得の上昇は20年に首里城火災と新型コロナウイルス対応として議員給与減額があったことや、今回から報告対象になった議員の所得が平均を押し上げたことなどが要因。

 所得が最も高かったのは仲村家治氏(沖縄・自民)で金額は3195万9265円だった。議員報酬以外に役員報酬、アパート賃貸収入、貸地収入、土地譲渡、那覇港管理組合報酬などがあった。

 県議会事務局が公開したのは①前回報告後、新たに所有した資産等補充報告書②21年分の所得等報告書③22年4月1日現在で、報酬を得ている社名・役職などの関連会社等報告書。報告書は県議会事務局総務課で午前9時から午後5時まで閲覧できる(土日祝日除く)。
(塚崎昇平)

沖縄県議会