伊波氏と古謝氏奔走、支持訴え 参院選ラストサンデー


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 10日投開票の参院選は3日、投開票を前に最後の日曜(ラストサンデー)を迎えた。沖縄選挙区に立候補する、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢が支援する無所属現職の伊波洋一氏(70)と、元総務官僚で自民新人の古謝玄太氏(38)=公明推薦=の2氏は、本島各地でスポット演説や集会を開いた。台風4号の余波で時折風雨が強まる中、有権者に支持を訴えた。

 伊波氏はうるま市と沖縄市で市総決起大会を開き、沖縄市内を遊説した。「復帰50年たっても広大な米軍基地が残り、国は新たな基地建設を進めようとしている。平和を願う県民の思いを伝え続けたい」と訴えた。

 古謝氏は街宣車に乗り、大票田の那覇市内各地で遊説をした。「復帰50年だからこそ、これから10年、20年、50年後の未来を描いて実現することが大切だ。この勝負の7月を『逆転の7月』に変えたい」と訴えた。
 (’22参院選取材班)

街頭演説する伊波洋一氏=3日午後、沖縄市高原(又吉康秀撮影)
街頭演説する古謝玄太氏=3日午後、那覇市真嘉比(大城直也撮影)