FC琉球逆転負け…岡崎ら復帰も5連敗 東京Vに1-2


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琉球―東京ヴェルディ けがから復帰し、チームを鼓舞する岡崎亮平主将(右)=3日、東京都の味の素スタジアム(FC琉球提供)

 琉球は逆転負けで5連敗。ここ8試合で勝利なし、勝ち点2と厳しい現実を突き付けられている。

 明るい材料は新加入のケルヴィンの初得点、けがのDF岡崎亮平主将やFW阿部拓馬らが戻ったことだが、それでも勝利に届かなかった。

 開始早々の先制点後、30分にはカウンターから中野克哉がGKと1対1に。しかしこの決定的場面で追加点を挙げられなかった。結果的には相手10番の新井瑞希に前半1点目のアシスト、後半のカウンターから2目のシュートを許すなど、キーマンにこてんぱんにやられた。2点目は途中交代で入った田中恵太が新井を全くのフリーにしてしまい、その穴を突かれての失点。守備で少しのほころびさえも命取りになることを示した。

 一つ上の21位大宮とは勝ち点差7。残り18試合で、現時点で9位以内にいる7チームとの対戦を残す。フェルナンデス監督は「残り全てで勝ち点3を取りにいかないといけない」と断固たる決意を示す。次戦、19位のいわて、3位仙台との対戦を挟んだ21位大宮戦を落とすようなことがあればJ3降格が現実味を帯びてくる。
 (大城三太)

※注:岡崎亮平の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし


 サッカー明治安田J2第24節第2日の3日、FC琉球は味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦し1―2で逆転負け、5連敗となった。前半は開始早々にゴール前でパスを受けたケルヴィンが個人技で先制点を奪った。しかしその後は相手にボールを支配される時間帯が続いた。42分に左クロスから頭で合わせられ失点。1―1で折り返した。後半は相手のたび重なる攻撃を防いだが、38分に守備の緩みから2点目を浴びて逆転を許した。通算成績は3勝15敗6分けで勝ち点15、順位は最下位の22位のまま。次戦は6日、いわぎんスタジアムで、いわてグルージャ盛岡と対戦する。

(2)味スタ(東京V2勝)

東京V 8勝8分け8敗(32)
2―1(1―1,1―0)
琉球 3勝6分け15敗(15)

▽得点者 【V】 佐藤凌(9)新井(5)【琉】 ケルビン(1)
▽観客 2520人

◆守備修正続ける

 ナチョ・フェルナンデス監督(琉球)の話 1―0でリードしている時に引き離すチャンスもあった。センタリングを上げさせない、中央のマークを徹底するなど取り組んでいることだが同じようなミスが出た。改善点は明確なので修正し続けるしかない。