名護の課題は「コラボ」で解決! 民間からのアイデア、ワンストップ窓口で募ります 市が開設


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名護市役所

 【名護】民間事業者と行政の連携を進めようと、名護市(渡具知武豊市長)は6月28日、公民連携民間提案ワンストップ窓口「マジュン・コラボ名護」を設置したと発表した。民間事業者から提案を受け付ける窓口を一元化することで、官民連携を強化し、行財政の課題解決や市の活性化を図ることが目的。

 事務局は市政策推進課に設置されている。民間の企業、NPO、自治会などが応募可能。受け付ける提案は4種ある。(1)市が特定の行政課題をテーマとして設定する「テーマ設定型」(2)自由な提案を募る「フリー提案型」(3)行政課題の解決に対応する協力協定を提案する「包括連携締結型」(4)市の財政負担が生じない提案を募る「『0』系対応型」。

マジュン・コラボ名護に着いて説明する渡具知武豊市長=6月28日、名護市役所

 提案された事業は課長級の職員らで構成する委員会で審議し、専門家アドバイザーの助言を受けながら適否が判断される。契約・協定の締結方法などは個別判断となる。

 市役所で記者会見した渡具知市長は「今後民間ができること、行政ができることをコラボさせて、いい結果を出したい」と意気込んだ。

 市は既に国立療養所愛楽園の土地などの利活用、福祉部窓口一元化に関しての提案を募集しており、説明会を11日、名護市民会館大ホールで実施する予定。問い合わせは事務局(電話)0980(53)5088。詳細はホームページ(https://www.city.nago.okinawa.jp/articles/2022050900039/)からで確認することができる。 (長嶺晃太朗)