挙式あきらめないで!コロナ下の結婚式 沖縄市が最大20万円助成 市内事業者利用のカップルに、結納も対象


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助成事業を活用して、披露宴や挙式を行ってほしいと呼び掛ける新屋均専務=6月13日、沖縄市の日本ブライダルセンター(NBC)

 【沖縄】沖縄市は市内で結婚式や披露宴を開いたカップルを対象に、1組最大20万円を助成する。新型コロナウイルスの影響で式控えが続く中、助成金を活用してもらうことで、打撃を受けているブライダル業界や関連事業者を支援したい考え。

 6月27日の市議会6月定例会で、3139万円の補正予算が計上された。国の地方創生臨時交付金を充てる。150組を想定している。市によると結婚式などの助成は中城村に次いで県内で2番目とみられる。

 今年の4月1日から来年2月28日までに、市内事業者を利用して挙式や披露宴などを行ったカップルに助成する。結納やフォトウエディングも対象。どちらか1人が市内在住であることが条件。費用の半額を助成する。最大20万円。

 市内事業者からは期待の声が上がる。沖縄市の日本ブライダルセンター(N.B.C)では、コロナ禍で予約数が激減した。新屋均専務は「1回の披露宴で花屋や飲食店、卸業者、タクシーなどあらゆる業種に経済効果が波及する。他の市町村でも広がってほしい事業だ」と期待した。
 (石井恵理菜)