国連の先住民族の権利に関する専門家機構(EMRIP)の会合に参加しているガマフヤーの具志堅隆松代表は6日、サイドイベントに出席し、沖縄戦戦没者の遺骨を含む本島南部の土砂が名護市辺野古の新基地建設の埋め立てに使われようとしている問題を取り上げた。土砂に米兵の遺骨も含まれていることを指摘し「国際的な人道問題だ」と訴えた。
具志堅さんは「米国にも(戦没者の)遺族がいるはずだ。私は米政府が日本政府に対して計画の撤回を申し入れるべきだと思っている」と強調。米国から問題を提起するよう、会議の視聴者に協力を求めた。
辺野古の海の写真も紹介し「米政府が米兵の戦没者を救うことは、美しい海を救うことにもなる。両方助けてください」と訴えた。
(稲福政俊)