ソフトバンク・又吉、同郷の西武・平良を1000票上回る オールスター戦ファン投票


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オールスター戦のファン投票で選出され、ポーズをとるソフトバンクの又吉=仙台市(球団提供)

 中日から今季、ソフトバンクに加入した又吉は、初めてファン投票で選出された。同じ沖縄県出身の西武・平良を約千票上回り「沖縄勢で最後まで争えて、接戦で勝ててうれしい。彼も選手間投票で来ると思うので、いろいろな話をしたい」と心待ちにした。

 交流サイト(SNS)を活用し、ロッカールームでの選手の写真を積極的に発信していることから、ファンの間で「又吉広報」というニックネームが浸透。好投手が集まる球宴でも“広報活動”に意欲を見せ、「写真を撮るのを口実にいろんな野球の話を聞きに行こうかな」と笑顔で話した。


 

 プロ野球マイナビオールスターゲーム2022のファン投票の最終結果が6日に発表され、パ・リーグの先発投手部門で30万4034票を集めた佐々木朗(ロッテ)ら23人が選出された。県出身では、パの一塁手部門でトップだった山川穂高(西武)の46万1740票が両リーグの最多得票を獲得し、4度目の出場を決めた。パの中継ぎ投手部門は又吉克樹(ソフトバンク)が31万4455票を獲得し、2番手だった平良海馬(西武)の31万3344票をかわしてソフトバンク移籍後初の出場となった。球宴は3度目だが、ファン投票での出場は初。パの捕手部門は松川(ロッテ)が最多で、高校出ルーキーがファン投票で選ばれるのは2013年の日本ハムの大谷(現米大リーグ、エンゼルス)以来となった。セの最多得票は村上(ヤクルト)で、40万97票。阪神から佐藤輝ら両リーグ最多の4人が選出され、広島は12球団で唯一、ファン投票での選出がなかった。監督選抜を含めた29選手は13日に発表され、最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」により22日にメンバーが出そろう。第1戦は26日にペイペイドームで、第2戦は27日に松山中央公園野球場で開催される。