9月の沖縄県知事選まで2カ月、動き本格化 県内政局の天王山


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沖縄県庁

 9月11日投開票の県知事選(8月25日告示)まで、11日で残り2カ月となった。参院選が終わり、息つく間もなく県内政局の天王山となる決戦に向けた動きが本格化する。現段階では、名護市辺野古の新基地阻止を掲げる「オール沖縄」勢力が支援する現職の玉城デニー知事(62)と、政権与党の自民が擁立する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(57)の事実上の一騎打ちとなる見通し。

 オール沖縄勢力と自民はともに、参院選沖縄選挙区と知事選を組み合わせた「セット戦術」を駆使して、相乗効果を狙った運動を展開してきた。玉城氏は参院選に出馬した伊波洋一氏(70)の陣営が那覇市銘苅に設置した事務所を、佐喜真氏は古謝玄太氏(38)の陣営が市山下町に設置した事務所を引き続き使用し、拠点とする。

 知事選には2氏のほか、さいたま市の戦略コンサルタント山口節生氏(72)も出馬表明している。
 (當山幸都)