医師「必要」経済界「厳しい」沖縄の社会的制限はどうなる? コロナ感染者最多更新


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国際通りを行き交う人=7月、沖縄県那覇市

 新型コロナウイルスについて今後の社会経済活動の方向性を議論する、県新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード(座長・島田勝也沖縄大地域研究所特別研究員)の初会議が14日、県庁で開かれた。医療や経済、観光、教育や保育など各種業界の識者らが出席した。

 本来は中長期的な視点で総合的な対策を議論する場だが、感染が急拡大する事態を受けて医師らは社会的制限の必要性を説明した。経済関係者からは医療の逼迫(ひっぱく)は理解しつつも「かなりの打撃を受けるので厳しい」などの意見が上がったという。

 教育関係者からは「修学旅行のキャンセル代が補償されない」などの実情も報告された。委員らは今後も会議を重ねて感染対策と経済活動の両立を議論し、県の政策に反映させていくことを確認した。
 (嘉陽拓也)