ハンドボール コラソン、テラスともに敗れる コラソン開幕2連敗も攻撃陣が奮闘


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 日本ハンドボールリーグ女子のザ・テラスホテルズは16日、広島市のマエダハウジング東区スポーツセンターでイズミメイプルレッズと今季第3戦を行い、24―29で敗れた。開幕から3連敗。男子の琉球コラソンは愛知県の豊田合成記念体育館エントリオで昨季王者の豊田合成と今季第2戦を行い、29―46で敗れ、開幕2連敗を喫した。次戦はコラソンが18日午後1時から沖縄市体育館で北陸電力と戦う。テラスは23日午後6時半から名護市の21世紀の森体育館で大阪ラヴィッツと対戦する。


開幕2連敗の中に光明 コラソン、王者に大敗も攻撃陣奮闘

 リーグ2連覇中の「絶対王者」の壁は高かった。コラソンは46失点を喫し、敵地で実力の差を見せつけられた。ただ、チームの目標に掲げる1試合30得点まであと一歩の29得点を挙げた。試合後、東江正作監督は「敗戦の中で光明も見えた」と手応えを語った。

コラソン―豊田合成 シュートを放つコラソンの東江太輝=愛知県の豊田合成記念体育館(撮影・喜納美奈子)

 身長2メートル近いライトバックとレフトバックの「ツインタワー」を擁する豊田合成の攻撃陣に、序盤から翻弄(ほんろう)された。前半を終えた時点で14―24の10点差と、今季初勝利は遠のいた。

 東江監督が「光明」を見いだしたのは攻撃陣の奮闘だ。センターバックの東江太輝は意表を突くアンダーハンドシュートや、GKの動きを読み切った7メートルスローなどでチーム最多の7得点を挙げた。その他の選手も1対1を突破して得点するなど、持ち味を発揮した。

 次戦は18日、ホームの沖縄市体育館に北陸電力を迎える。東江監督は「最初は高さにとまどってしまったが、ひるまずに戦えた。18日に向けていい試合ができた」と、前を向いた。

(稲福政俊)