ITを使った学校紹介、高校生がシナリオ作りに挑戦 本部高で体験授業


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本部高校の紹介をテーマにチャットボットの想定問答を発表する生徒たち=7日、本部高校

 【本部】県内でコンタクトセンターサービスなどを展開するトランスコスモスは7日、本部高校でIT体験授業を実施した。総合学習の一環。自動で質問の回答をする機能「チャットボット」のシナリオを考える内容で、2年生23人が参加した。

 生徒らはグループに分かれ「本部高校あるある」をテーマに、学校の特徴や魅力などを伝えるためのシナリオ作りをした。想定される問答を次々と書き出していった。

 あるグループでは校内に虫が発生することに着目。「虫は好きですか?」という質問に、YESなら「本部高校にようこそ!」、NOなら「自前の殺虫剤をもってきてね!」と表示するシナリオを発表。生徒(16)は「新入生に学校を紹介する時、使ってみたい」と声を弾ませた。

 別の生徒(17)は「普段は使っている側だが、作る側の視点を知る有意義な機会になった」と語った。講師を務めた同社の當間行一朗さんは「生徒らは顧客目線で考えることもできていた。今日学んだことを将来、社会に出た時に生かしてもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。
 (長嶺晃太朗)