緊急着陸した空自F15がパンク、滑走路を一時閉鎖 民間機の遅延なし 那覇空港


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那覇空港(資料写真)

 航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機1機が22日午後1時41分ごろ、那覇空港第2滑走路に緊急着陸した際、両主脚のタイヤがパンクした。影響で同3時57分ごろまで第2滑走路が閉鎖された。民間機の遅延はなかった。

 那覇基地によると午後0時5分ごろに那覇空港を離陸した直後、左側主脚が格納できないことを確認。緊急事態を宣言して緊急着陸した。機体の撤去と落下物の点検などをして滑走路閉鎖を解除した。搭乗員にけがはなかった。那覇空港事務所によると着陸後、滑走路には機体の一部とみられる破損した部品が落ちており、空自が回収した。事故機のものかは不明という。

 主脚格納の故障とパンクの原因はいずれも不明で、那覇基地が調査している。同基地は同型機点検と搭乗員に緊急事態対応の教育を実施した。基地の高石景太郎司令は「2時間16分にわたる閉鎖を大変申し訳なく思う。引き続き飛行安全に万全を期する」とコメントした。