景気判断3カ月ぶり上げ 6月「緩やかに持ち直し」 おきぎん経研


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 おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は28日、6月の県内景況を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響が続くものの、景気は「緩やかに持ち直している」とし、3カ月ぶりに判断を変更して上方修正した。緊急事態宣言下にあった前年6月との比較で反動増もあり、改善した指標が多かった。

 【消費】スーパー売上高は2カ月ぶり、百貨店売上高は4カ月連続で前年同月を上回った。車両販売台数も新車が前年同月を上回り、うちレンタカーを含む小型乗用車が前年同月比93・4%増と大きく伸びた。中古車は前年同月を下回った。

 【建設】6月の公共工事請負金額は502億3100万円で、3カ月ぶりに前年同月(216億800万円)を上回った。国の防衛施設関連などが増加した。22年4~6月の年度累計も前年同期比を上回った。

 【観光】ホテル稼働率はシティ、リゾート、ビジネス全てで前年同月を上回った。前年は緊急事態宣言下で休園しているところがあった観光施設の入場者数も前年同月を上回った。

(當山幸都)