コラソン4連敗、大同特殊鋼に32-39 「皆さんの期待に応えられるようにしたい」 JHL


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 ハンドボールの日本リーグ(JHL)男子の琉球コラソンは30日、愛知県の東海市体育館で大同特殊鋼と今季第4戦を行い、32―39で敗れた。4連敗。今季初勝利を挙げることはできなかった。女子のザ・テラスホテルズは三重県の四日市総合体育館で三重バイオレットアイリスと今季第5戦を行う予定だったが、チーム内で新型コロナ感染者が確認され、選手が濃厚接触者疑いとなったために試合が延期となった。

 次戦は、コラソンが8月6日午後1時から愛知県のウィングアリーナ刈谷でトヨタ車体と、テラスは同日午後6時30分からホームの名護市・21世紀の森体育館で北国銀行と対戦する。

 ◇ハンドボール 日本リーグ(30日・富士見市民総合体育館ほか)
▽男子
大同特殊鋼(5)
 39―32(18―16,21―16)
琉球コラソン(0)


体格差、運動量で補う

 大同特殊鋼は厚い守備を正面に展開し、琉球コラソンの攻撃を側面にそらし、得点機を奪う布陣。この守備策はコラソンの想定内で、前半は東江太輝が守備線の隙間を縫って得点を挙げていく。守っては、劣る体格を運動量で補い、エースを封じた。点を許しても差を広げられないように食らいつき、2点差に詰めて折り返した。

 後半すぐに依田純真が点を入れるなどしたが、パスを受けてからの動きが遅れ決定機を逃してしまう。体格で勝る大同に守備を押し込まれ、じりじりと点差を広げられる形で敗北を喫した。

 収穫がなかったわけではない。攻撃面での課題のシュートに至る前のミスは前半では減り「精度を上げていけば、もっといい戦いができる」(東江正作監督)と手応えも。GKとの連係強化、運動量をさらに高めてのハードワークといった課題は残るが「一つずつ解消してきている」と東江監督。「近いうちに皆さんの期待に応えられるようにしたい」と今季初勝利を目指す。

(安里周悟)