「立場超え、県政継続」 玉城氏の選挙母体発足 沖縄県知事選


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事務所開きでガンバロー三唱する玉城デニー氏(前列中央)ら=7月31日午後、那覇市古島の県教育福祉会館(ジャン松元撮影)

 8月25日告示、9月11日投開票の県知事選で、2期目に向けて出馬を予定している現職の玉城デニー氏(62)の選挙母体「ひやみかちうまんちゅの会」の事務所開きが7月31日、那覇市内であった。「立場や考えがあっっても再結集し、玉城県政継続に力を入れよう」と玉城氏再選を誓った。

 玉城氏はあいさつで2019年の首里城焼失や20年以降の新型コロナ禍などに触れ「災害級の対応に迫られてきた」としつつ「政策実現に向け、取り組みを進めてきた」と強調した。同会は県政与党、労働組合などで構成する。会長は城間幹子那覇市長、選対本部長は新里米吉前県議会議長が務める。31日の事務所開きでは赤嶺政賢、新垣邦男両衆院議員、伊波洋一、高良鉄美両参院議員らもあいさつした。

 玉城氏は2期目に向けた政策を近く発表する。終了後、記者団に「子ども、女性、若い世代に向けた取り組みを予算・事業化したい」とし「普天間飛行場の1日も早い危険性除去、辺野古の新基地を造らせないということも伝えたい」と強調した。
 (’22知事選取材班)