鮮やかデザイン一堂に 県博でりゅうぎん紅型展開催


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第31回りゅうぎん紅型デザインコンテストの入賞者ら=2日、県立博物館・美術館県民ギャラリー

 第31回りゅうぎん紅型デザイン展(琉球銀行主催、琉球新報社共催、日本トランスオーシャン航空協賛)が2日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館県民ギャラリーで始まった。7日まで。入場無料。

 第31回りゅうぎん紅型デザインコンテスト一般枠で大賞を受賞した坂本希和子さん(28)=那覇市=の「太陽の庭」や、20歳以下の学生を対象とした未来枠で優秀賞に選ばれた久志明日香さん(17)=首里高3年=の「春秋桜」など8受賞作を含む、全応募作品41点と、過去の受賞作42点の計83点が展示されている。

 2日午前のオープニングセレモニーでは入賞者の表彰式が行われた。

 坂本さんは「石垣島の祖父母宅の庭で感じた太陽の光の強さや生き物たちの様子を表現した。コロナ禍でなかなか会えない祖父母に良い報告ができた」と喜んだ。久志さんは、見た人を幸せにするというユリシス蝶(ちょう)(オオルリアゲハ)を題材にしたことに触れ「コロナ禍で大変な時期だが、多くの人に幸運が訪れてほしいという願いを込めた」と作品への思いを語った。

 同展は午前9時から午後6時(金・土曜日は午後8時、最終日は午後5時まで)。