外間、メダル届かず「悔しい」 女子円盤投げ、全国4位も満足なし


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女子円盤投げ決勝で力投する外間結希乃(与勝)=5日、徳島県の鳴門ポカリスエットスタジアム(金良孝矢撮影)

 中学までバスケットボールに打ち込んだ少女が、高校から始めた円盤投げで全国4位に食い込んだ。全国と戦える力を示した外間結希乃=与勝3年=だったが、「メダルを取りたかったので悔しい」と満足はなかった。

 向かい風となった予選。しなやかなフォームから放たれた円盤は、決勝への通過標準記録(39メートル)を示す黄色ラインを一発で超えた。

 決勝は1投目から43メートル台の好スタート。だが「フォームより投げる意識が強すぎた」と言い、体が傾き遠心力が円盤にうまく伝わらなかった。その後も43メートル以上を上回れず、ほかの選手に先行を許した。

 一方、昨年は緊張で投げれなかったという大きな舞台で、自分自身の成長を感じる試技でもあった。

 「(上位入賞の)皆が大学へ行くので、自分も大学に入って円盤投げを続けたい」と競技へのこだわりを見せた。

(金良孝矢)


 全国高校総合体育大会「四国総体」第9日は5日、徳島県などで10競技が行われた。陸上の女子円盤投げで友利晟弓(那覇西)が46メートル46を記録し、全国一の栄冠に輝いた。2年前の代替大会、昨年大会に続く3連覇を成し遂げた。外間結希乃(与勝)は4位だった。