一般道11カ所の渋滞指定を解除 県対策推進協議会


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県内の交通課題について話し合う沖縄地方渋滞対策推進協議会の委員ら=10日、那覇市の那覇第2地方合同庁舎

 沖縄総合事務局は10日、県や県警、県バス協会など関係機関と構成する沖縄地方渋滞対策推進協議会を那覇市内で開いた。主要渋滞箇所に指定される一般道路173カ所、高速道路3区間のうち、渋滞の緩和が図られたとして名護市の許田交差点や浦添市の西原入口交差点など一般道路11カ所の指定解除を決めた。

 バイパスの開通や右左折レーンの新設・延伸などで対象道路の旅行速度が向上したことや、地元市町村の意見などを基に渋滞緩和が図られたと判断した。一方、高速道路の解除はなかった。

 引き続き一般道路162カ所と高速道路3区間についても、車線運用の切り替えや隣接する道路の整備などで渋滞緩和を図っていくことなどを確認した。

 協議会は2012年の発足当初から県内の交通環境が大きく変化しているとして、本年度から新たに渋滞緩和対策が必要な道路を追加指定する制度を取り入れる方針を確認。今回は7カ所が追加指定された。
 (当銘千絵)