米総領事館が沖縄県教育庁に職員1人を派遣 英語教育の専門家 教員に助言し指導力強化狙う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
調印した覚書を手に笑顔の半嶺満さん(左)とニコール・リマヌチェリさん=8日、那覇市の県庁

 沖縄県教育庁と在沖米国総領事館は8日、イングリッシュ・ランゲージ・フェロー(ELF)プログラム開始にあたり、覚書調印式を開催した。半嶺満教育長とニコール・リマヌチェリ広報文化担当領事が出席した。

 ELFは英語教員や英語カリキュラムへの助言やサポートを行う、英語教育の専門家1人を県教育庁へ10カ月間派遣するプログラム。22日から専門家が着任し、学校訪問や教員の指導などを行う。

 半嶺教育長は「本県の『国際感覚を身につける教育』に合致する取り組み。発展を担う人材育成の観点からも有意義だ」とプログラムの効果に期待を寄せた。リマヌチェリ広報文化担当領事は「県内の教員と協力することで、若い世代の英語学習が強化される。教育と英語学習に関する協力関係を強化する出発点となる」と今後の発展にも意欲を見せた。
 (金盛文香)