なぎなた、首里が決勝トーナメント進出 積極姿勢で先手必勝 全国高校総体


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 全国高校総合体育大会・四国総体第17日は13日、香川県の丸亀市民体育館で、なぎなた団体試合予選リーグが行われ、首里が美作(岡山)に2-0、丸亀(香川)に5-0で勝利し、15日の決勝トーナメント進出を決めた。新体操女子個人の城間穂純(南風原3年)は34.500で38位。男子の新垣大輔(南風原1年)は8.400で33位だった。


 なぎなたの首里は1、2年生のチームだが、上位進出に期待がかかる。団体予選リーグは、手堅く2勝して決勝トーナメントへ進んだ。先手必勝を意識し、積極的な仕掛けで先んじた。
 

団体試合予選リーグ第2戦 首里―丸亀 すねで一本を奪う首里の先鋒、城間こころ(左)=13日、香川県の丸亀市民体育館(大城三太撮影)

 2試合とも先鋒(せんぽう)は城間こころ。第2戦は開催地の丸亀戦だった。「気持ちでは誰にも負けない。初戦で引き分けていたので、ここでは流れを呼び込もうと思った」とすねと小手で完勝。チームに勢いをもたらした。

 大将の富川亜紀は2戦とも勝利で締めた。第1戦の美作(岡山)戦は、次鋒で1年生の栄野川美羽の白星以降、引き分けが続き、1―0のまま大将戦へ。負ければ競り合いに持ち込まれる状況だったが、気負いはなかった。「どのチームも3年生がほとんどだけど、先輩たちに胸を借りる気持ちで臨み、緊張はほとんどなかった」と平常心で挑んでいた。

 泉水ほのか主将は「全国一が目標なので、予選通過できてほっとしている。全員が一本を取れる力があり、誰がどんなオーダー順でも力を発揮できるようにしたい」と頂点を見据え、チームを鼓舞した。

(大城三太)