「カレンダー」→「ポスター」説明一転 島尻氏、政治活動用と強調


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島尻安伊子氏の2010年2月5日のブログ。「あい子カレンダー」のタイトルで記し、「カレンダー」との認識で書き込んでいる

 【東京】島尻安伊子沖縄担当相は19日、自身の顔写真の入ったカレンダーを配布していた問題について、これまでの「カレンダー」という説明から一転「政治活動用のポスター」だと言い換えた。内閣府で記者団の取材に答えた。これまで自身のブログや取材で「カレンダー」と表現していた。当初から政治活動用に暦を入れて作成したとして「誤解を招きかねない表現だった。大変申し訳ない」とあらためて陳謝した。

 島尻氏は「ポスター」が一枚紙で、カレンダー部分が半分以下のため「付加、一緒に印刷されているもの」と主張。政策や「自民党」の文字も小さいが、党勢拡大のために配布したもので、「公選法の寄付ではない」と強調した。
 暦部分については「応援する方が政治活動の行事をメモするようなものになればいいと思った」と説明した。選挙運動用のポスターでもなく「室内用」で、選挙の「事前運動には当たらない」との認識を示した。
 記者からは「カレンダーの無償配布だと問題だからポスターに変えたのか」などと質問が相次いだが、島尻氏は「政治活動用ポスターだ」と繰り返した。
 「ポスター」は2009年から5年間、年末年始に2千~3千部配布しており、公職選挙法(寄付行為の禁止)に抵触するとの指摘が出ている。