全国中学校体育大会は20日、各地で行われ、軟式野球準々決勝で東風平は1―0で東海大浦安(千葉)に勝ち、準決勝に駒を進めた。ハンドボール男子の神森も準々決勝を突破し、4強に入った。相撲は個人予選で内間悠天(伊江)と狩俣弥央望(浦添)が2勝1敗とし、決勝トーナメントに進出した。バレーボール男子の宮里は予選グループを勝ち抜いた。
粘り強い守り貫く 東風平、エース新垣が零封
粘り強い守りを貫いた東風平が1―0で東海大浦安(千葉)を破り、4強入りを果たした。昨年も1回戦で相まみえ、タイブレークの末に東風平が2―1で退けており、相手はリベンジに燃えていた。
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エースの新垣瑞稀は「変化球の調子が良く、得意のスライダーを多めに投げた。打たせて取るの狙い通りだった」と胸を張る。四回に1死満塁のピンチを迎えたが、次打者に内野ゴロを打たせホームアウト。続く打者は右飛で抑え、無失点で切り抜けた。
すると最大の好機が五回に巡ってきた。二つの四球と安打で満塁。打席に立った新垣瑞が犠牲フライを放って神谷泰生がホームインし決勝点を奪った。虎の子の1点を守り抜き、昨年に続いて接戦を制した。
昨年の16強超えでチームは勢い付く。神谷は「九州大会を欠場し、みんなに全国へ連れてきてもらった。普段通りのプレーで次も勝ち進みたい」とチーム一丸で一戦必勝を目指す。
(大城三太)