澤岻小5年の下地が100メートルで全国一 陸上小学生交流大会 さらなる成長誓う


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5年生男子100メートルで全国トップとなる12秒93の記録で1位に輝いた下地広純(提供)

 陸上の日清食品カップ第38回全国小学生交流大会は20日、神奈川県の日産スタジアムで行われ、5年男子100メートルで、下地広純(アスリート工房)がA決勝に進み、12秒93で全国一に輝いた。

 男女混合400メートルリレーC決勝でアスリート工房(宮里虹子、玉城和、吉永一晴、安慶名梨音)が53秒45を記録し1位。6年女子100メートルB決勝では池原綺声(金武メダリスト)が13秒50で1位となった。

 陸上の5年男子100メートル種目で下地広純(アスリート工房・沢岻小)が決勝で12秒93をたたき出し、全国一に輝いた。2位に0秒05差。「勝つことだけを考えていた」と気持ちが体を一押し。「いつも通りに走ることができて良かった」と喜びをかみしめた。

 元々足が速く、学級や所属したサッカー部などでも負けなかった。短い距離での競り合いが楽しくなり、本格的に短距離走に取り組もうと、約3カ月前にアスリート工房に入門した。技術指導もあって記録を伸ばし、自己ベストは12秒89。「全国トップを狙える」と思っていた。

 実際に今大会12秒台は2人だけで、今後の可能性をのぞかせた。まずは一つ自信を付け、来年は6年生でも「優勝できるように練習していきたい」とさらなる成長と2連覇を誓った。 (謝花史哲)