那覇市長選、翁長雄治県議「前向きに検討」 故翁長知事の次男、「オール沖縄」勢力が出馬要請


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那覇市長選への出馬要請を受ける翁長雄治県議(左から3人目)=22日午後、那覇市の沖縄船員会館

 10月23日投開票の那覇市長選に向け、城間幹子市長の後継を選ぶ「オール沖縄」勢力の候補者選考委員会は22日、擁立を決めた翁長雄治県議(35)に対し出馬を要請した。翁長氏は「前向きに検討したい」と述べた。

 選考委では、①故翁長雄志前那覇市長・前県知事の遺志を継ぎ、名護市辺野古の新基地建設反対を貫くこと②オール沖縄や玉城デニー知事を支え、9月11日投開票の知事選と市長選をセットで戦うこと―の2点を条件に、雄志氏の次男の雄治氏を含む4人から意向を確認した。

 4人の中には知念覚副市長も含まれ、動向が注目されたが、選考委によると、同氏から②の条件について明確な意思が確認できず、選考から外れたという。知念氏はオール沖縄勢力に対抗する市政野党の自民の候補者選考委でも名前が挙がっており、擁立が見込まれている。