キャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を展開するURAKATA(ウラカタ、浦添市、山田慎也代表)が、事業者向けのたき火レンタルサービス「タキビスト」を新たに開始した。たき火ができる屋外空間のプロデュースとともにたき火のセット用品を貸し出し、企業の集客などにつなげる。
ウラカタによると、事業者向けにたき火のレンタルサービスを提供するのは県内初といい、山田社長は「たき火は会話を円滑に運べるマインドフルネス効果があるので、仕事の打ち合わせなどでも利用してほしい」とPRした。
第1弾のレンタル先として、瀬長島ウミカジテラス(豊見城市)にあるステーキレストラン「ヨナーズガーデン」のテラス席に「たき火空間」をプロデュース。ヨナーズガーデンでは23日から、仕事帰りでも手ぶらでたき火と食事を楽しめる場として席を提供する。
たき火の燃料は、米のもみ殻を圧縮した「モミガライト」というバイオマス燃料を使用。費用を払って廃棄していたもみ殻を資源として再利用する。まきと違い煙とにおいが少なく爆(は)ぜることもないので、服に穴が開いてしまうなどの心配もない。
ウラカタは今後、公園や多目的広場などにも「タキビスト」のサービスを広げていけないか調整していくという。
ヨナーズガーデンでは1セット4人で、最大8人までたき火席を利用できる。利用は予約制で(電話)098(996)5232まで。
(與那覇智早)