佐喜真氏が総決起大会「命と暮らしを守る」 沖縄県知事選


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支持者と共にガンバロー三唱で気勢を上げる佐喜真淳氏(前列中央)=22日、沖縄セルラースタジアム那覇(大城直也撮影)

 9月11日投開票の県知事選に立候補予定の佐喜真淳氏(58)の支持母体「経済・危機突破県民の会」が22日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で総決起大会を開いた。支持者たちが集まり、勝利に向けて心を一つにした。佐喜真氏は「県民の命と暮らしを守る。そして沖縄の未来をしっかり前に進めていく」と訴えた。

 佐喜真氏は新型コロナウイルス感染拡大の影響で沖縄経済は厳しい状況にあるとし「厳しい状況に陥っている人に政治・行政が手を差し伸べ、守る姿勢が大切だ。今の県政に不満や不安がある。私は県民一人一人を守り抜く」と語った。観光関連産業に1千億円規模の支援を約束した。

 普天間飛行場の返還については名護市辺野古への移設を認めた上で2030年までの返還を公約する。「基地問題を終わらせ、跡地利用にエネルギーを注ぐ。未来を子どもたちに与えたい」と意気込んだ。子どもの給食費と保育料、医療費を無償化する政策も強調した。

 佐喜真氏を推薦する自民党の茂木敏充幹事長、公明党の高木陽介選対委員長が激励した。県民の会女性部の共同代表として上地千登勢金秀建設社長も登壇した。県民の会の松本哲治会長は「経済は厳しく、安全保障分野でも危機だ。われわれのうちなーを取り戻そう」と呼びかけた。
 (’22知事選取材班)