爽やか温州ミカン JA北部で本格出荷始まる


社会
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収穫したばかりの温州ミカンを選果する作業員ら=23日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【北部】本島北部の温州ミカンの本格出荷が始まり、JAおきなわ北部地区柑橘生産部会は23日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センターで旬入り宣言した。糖度、酸度のバランスが取れた爽やかな味に仕上がっている。

 北部産の温州ミカンは露地栽培で日本一出荷が早いとされる。シーズン初の選果作業が行われた23日は、作業員がベルトコンベヤーを流れるミカン一つ一つに目を配り外観を確認した。

 今年は前年比5パーセント増の124トンを出荷予定だ。長雨による日照不足で落果が多かったが、梅雨明け後に生育が進んだ。大城康信会長(73)は「清涼感あふれる青切りミカンを食べ、暑さを吹っ飛ばしてほしい」と語った。県内外への出荷は9月中旬まで続く。 (岩切美穂)