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免疫力が低下し口腔内の合併症が増えるがん患者の歯科治療や口腔ケアを充実させようと、琉球大学医学部付属病院と県歯科医師会が20日、歯科医療連携合意に調印した。同病院のがん患者が、入院前後に地域の歯科医院で治療やケアを受けられるよう連携する。
歯科医師会では、対応できる登録歯科医を増やし、年度内にも他地域の病院にも連携を広げたいとしている。
文書に調印した同病院の藤田次郎院長は「口腔ケアはがんの治療成績の向上に直結し、地域医療の充実に寄与できる」と意義を語った。歯科医師会の比嘉良喬会長は「北部や離島を含む病院とも連携し、その近くの歯科医が対応できるよう養成に努める」と意気込んだ。【琉球新報電子版】