下地氏が総決起大会 「皆で新しい沖縄を」 沖縄県知事選


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支持者と共にガンバロー三唱で気勢を上げる下地幹郎氏(左)=24日、那覇市の県民広場(喜瀬守昭撮影)

 9月11日投開票の県知事選に立候補予定の下地幹郎氏(61)の支持母体が24日、那覇市の県民広場前で総決起大会を開いた。イメージカラーのオレンジ色の鉢巻きを締めた支持者らが必勝を誓って気勢を上げた。下地氏は「沖縄ファーストだ。皆で新しい沖縄をつくっていこう」と訴えた。

 下地氏はオレンジ色のスーツ姿で、同色のバラの花束を持って登場。沖縄の日本復帰以降の50年、沖縄は予算や政策で中央に頼ってきたとし「全て自分でやり遂げる沖縄にして次の世代に渡さなければならない。沖縄の尊厳と誇りを取り戻す選挙だ」と強調した。

 普天間飛行場の名護市辺野古移設について「必ず軟弱地盤(の工事)を止め、普天間の危険性もなくす。この問題に終止符を打って新しい一歩を踏み出していこう」と語った。教育無償化や鉄軌道導入、子どもの貧困解決、環境に優しい社会づくりなども掲げた。「誰一人取り残さない社会をつくり、笑顔をいっぱいつくっていこう」と呼びかけた。

 「Z世代」代表の金城篤正氏がマイクを握って激励した。選対本部長を兼ねる當山護後援会長は「全てを賭けて全てを変える。沖縄を変えてみようという生きざまが(下地氏の)全身にみなぎっている。下地幹郎というリーダーが必要な時代だ」と語った。
 (’22知事選取材班)