下地氏、佐喜真氏、玉城氏が第一声 沖縄知事選告示、選挙戦がスタート


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立候補届け出後、第一声を発する(左から)下地幹郎氏、佐喜真淳氏、玉城デニー氏

 任期満了に伴う沖縄県知事選挙(9月11日投開票)は25日に告示され、午前11時までに、届け出順に無所属新人で前衆院議員の下地幹郎氏(61)、無所属新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦、現職の玉城デニー氏(62)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=の3氏が立候補した。届け出後、各氏は県内各地で第一声を上げ、選挙戦をスタートさせた。

 下地氏は午前8時半から、名護市辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前から中継をつなぎ、動画投稿サイトの配信で第一声を発した。下地氏は「この辺野古の問題を終わらせ、教育を無償化し、経済も国に頼らない。次の世代に私たちの沖縄をつないでいく」と訴えた。

 佐喜真氏は午前8時半から、那覇市泉崎の県民広場で出陣式を開き、県庁前に集まった支持者らとともに県政奪取に向け気勢を上げた。佐喜真氏は「経済や暮らしが厳しい状況にある。県民の命と暮らしを守るという強い覚悟と信念を持って、絶対に当選する」と訴えた。

 玉城氏は午前10時、出身地のうるま市から選挙戦をスタートさせた。屋慶名漁港近くで第一声を発し、支持者らと再選を誓い合った。玉城氏は「誰一人取り残さない優しい社会を実現する。子ども、若者、女性の笑顔が輝く沖縄づくりのため正々堂々と訴える」と述べた。