【一問一答】翁長氏出馬表明「辺野古も一つの争点」 那覇市長選


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 那覇市長選への出馬要請を受諾した翁長雄治氏と記者のやりとりは以下の通り。

 ―出馬する理由は。

 「選考委員会の決定を重く受け止め、私が必要とされていること、政治の世界で5年間やってきたこと、これから目指す那覇市、沖縄県の未来を考え、出馬して自分の仕事を果たし、期待に応えたいというのが理由だ」

 ―争点は。

 「城間市政が8年間で築き上げたものを市民がどう評価するか。コロナで暮らしが傾いた方もおり、立て直していく。那覇市は子どもも多く、高齢者福祉を含め循環ある社会をつくるという、まちづくりが争点になる」

 「那覇市にとって辺野古新基地建設問題は人ごとではない。辺野古の問題も一つの争点だ」

 ―那覇軍港の浦添移設の考えは。

 「容認の立場で政治活動をしてきた。今回も変えるつもりはないが、反対している方への説明は必要だ。浦添市、那覇市、県の協議の中で、決まったことを政府がほごにしているかと言えばそうではない。辺野古と那覇軍港の問題は切り離して考えるべきだと思う」

 ―世襲批判について

 「われわれにも職業選択の自由はある。翁長雄志の息子だから簡単に当選できるかと言えばそうではない。息子というだけで評価は上がらない。30万市民に伝えるには行動で示すしかない」