沖縄SV、開幕17連勝 KASHIMA(佐賀)に5-0 一木が4得点で躍動 サッカー九州リーグ


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沖縄SV―KASHIMA 前半40分、守備をかわし先制弾を打ち込む沖縄SVの一木立一(右)。この日4得点で勝利に大きく貢献した=28日、読谷村陸上競技場(謝花史哲撮影)

 サッカー九州リーグ第19節は28日、各地で行われた。沖縄SVは読谷村陸上競技場でBrew KASHIMA(佐賀)と対戦し、5―0で快勝した。開幕から17連勝の無敗でリーグトップを走る。前半に先制点を挙げたFW一木立一が後半にも3得点した。さらに終了間際にFW山田雄太がだめ押しのゴールを決めた。次節は9月4日、沖縄SVが鹿屋体育大グランドでNIFS KANOYA FC(鹿児島)と、海邦銀行SCが熊本市水前寺陸上競技場で熊本県教員蹴友団と戦う。

 連勝街道を進む沖縄SVが今季最後のホーム戦を5得点の快勝で飾った。前半にミスから生まれた相手の得点機で、GK花田力が1対1にも隙を与えず2度の好セーブで無失点に。後半も勢いに乗って畳み掛けた。敵地で残り3試合。全勝優勝へ大きく弾みをつけた。

 互いに点が奪えず40分が経過。試合を動かしたのはFW2人の巧みな連係だった。それまで裏に抜けるプレーを続けていたトップの儀保幸英がDFライン手前でくさびに。ワンタッチプレーで入れ替わるように一木立一が前方に飛び出す。ボールを浮かせて最後の1人をかわし、フリーでゴールに流し込んだ。

 J2のザスパクサツ群馬から期限付きで移籍した一木。後半はCKを頭で押し込み、続けて前掛かりの守備からボールを奪い得点した。さらに1点を決め4得点と躍動した。

 今季20点台に乗せ、得点ランキングもトップに踊り出たが「まだ終わっていない。今戦っているのも通過点。昇格できなければ意味がなくなる。そこを見つめぶれずにやっていきたい」と残り3試合に向け、気を引き締めた。
 (謝花史哲)


沖縄SV(51)
5―0(1―0,4―0)
Brew・KASHIMA(23)