沖縄知事選の期日前投票、28日までの3日間で1万7106人 前回の同時期より0.35ポイント低下


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 沖縄県選挙管理委員会は29日、25日に告示された県知事選挙(9月11日投開票)について、26~28日の期日前投票者数の速報値を発表した。発表によると、3日間合計で、選挙人名簿登録者数(117万6110人)の1.45%に当たる1万7106人が投票を済ませた。2018年の前回選の同時期と比べて3783人少なく、選挙人名簿登録者数に占める期日前投票者数の割合は0.35ポイント低下している。

 今回の県知事選の投開票日は統一地方選の集中日と重なっており、同日選となる4市町村長選挙、24市町村議会議員選挙がまだ告示していないため、知事選序盤の期日前投票は低調に推移しているとみられる。

 期日前投票者数の割合が最も高かったのは、28日に村議会議員選挙が実施された粟国村で、有権者数の50%(281人)が投票を済ませた。市部では糸満市の3.43%(1670人)が最も割合が高く、豊見城市の2.72%(1379人)、宮古島市の2.65%(1195人)などと続いた。

 割合の高かった3市は、いずれも議会議員選挙が知事選と重なっていない。町村部でも同日選のない自治体で期日前投票者数の割合が高い傾向がみられた。

 5市の議会議員選挙や宜野湾市長選が告示される9月4日以降に、期日前投票者数が増加する可能性がある。