なぎなたの幸村杯第7回全国高校男子・全国女子大会は28日、和歌山県で行われ、高校男子で瀬長拓夢(知念)が準優勝に輝いた。決勝で橋爪良樹(大分)に面を決められ敗れた。知念真央(那覇)は3回戦で敗退し8強入りを逃した。一般女子は上村奈央が準決勝、3位決定戦で敗れ、4位入賞となった。上地星菜が3回戦で敗れ16強にとどまった。
得意の面で攻めの姿勢を貫いた瀬長拓夢(知念1年)がなぎなたの高校男子で全国2位に輝いた。高校生となり初めての幸村杯。「挑戦者の気持ちで出場した」と上級生を相手に快進撃を続けた。「決勝は苦しかったが、一番楽しかった。準優勝できてうれしい」と充実感をにじませた。
「一番良かった」という準決勝は相手のリズムに乗らず、自分の試合に持ち込めた。小手を決めて主導権を握り得意の面で勝負あり。ただ決勝は「気が抜ける瞬間があった」と隙を突かれた。同じ面が得意の相手に打ち合いになったが、勝負どころで動きが出遅れた。
それでも堂々の2位。「次につながる」とうなずいた。追われる立場になったが「挑戦者の気持ちを忘れずに課題を見つめ直したい」と来年3月の選抜大会を見据え成長を誓った。
(謝花史哲)