沖縄知事選きょうから三日攻防 3氏が政策訴え奔走


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(左から)下地幹郎氏、佐喜真淳氏、玉城デニー氏

 第14回沖縄県知事選は11日の投開票に向け、8日から選挙戦最終盤の「三日攻防」に突入する。無所属新人で前衆院議員の下地幹郎氏(61)、無所属新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦、無所属現職の玉城デニー氏(62)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=は7日も県内を駆け回り支持を訴えた。

 7日から投開票日が重なる町村議会議員・町村長選挙の期日前投票も始まった。週末の台風接近も予想されていることから、各陣営は期日前投票の呼び掛けにも力を入れる。

 下地氏は糸満市や豊見城市を自転車で移動して企業回りや街頭でマイクを握った。「新しい政治指導者が出たら沖縄が変わる」と訴えた。夜はインスタグラムのライブ配信にも出演した。

 佐喜真氏は無党派層が多い那覇市内での遊説に注力した。夕方からは宮古島市の総決起大会に参加。副知事級を離島担当に充てる考えを示し「必要な予算をとって県民に還元する」と訴えた。

 玉城氏は午前、野党国会議員と地元のうるま市を遊説した。振興策について「経済回復を図り成長戦略に結び付けたい」と強調した。午後は沖縄市で市議選候補者らとスポット演説した。
 (’22知事選取材班)