ALS患者に意思伝達装置を ネットで資金募る


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視線による意思伝達装置の購入に向けてクラウドファンディングで資金を募っているアンビシャスの照喜名通副理事長=那覇市牧志の同事務所

 筋肉が動かなくなっていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者が視線で意思伝達する装置を購入しようと、県難病相談・支援センターを運営するNPO法人アンビシャス(迫幸治理事長)が購入資金221万円を募っている。インターネットのクラウドファンディングを活用。20日現在で160万9千円が集まった。募集期限が終わる25日午後11時に向けて、残る約60万円の募金を呼び掛けている。

 購入を目指すのは、パソコン画面に映し出された文字を、視線で選ぶ装置。希望者に1カ月間、無料で貸し出す。アンビシャスの照喜名通副理事長は「ALSの患者は考えていることを言葉にできない人も多い」と説明した。
 活動名は「難病患者のために視線で文字入力できる装置を購入したい」。検索するか、アンビシャスのホームページからも移動できる。3千~10万円で募金額を選ぶことができる。クレジットカードによる募金だが、3万円以上なら振り込みも可能。問い合わせは(電話)098(951)0567。