県高校新人大会は7日、那覇市の奥武山公園水泳プールで水泳競技(短水路)が行われた。男子平泳ぎ50メートルで島田星翔(しょうと)(美里2年)が28秒89、女子バタフライ50メートルの比屋根ゆず(コザ1年)が28秒35の大会新記録で優勝した。比嘉功太郎(興南1年)は平泳ぎ100メートル、200メートル、片桐瑠夏(那覇1年)は自由形50メートル、バタフライ100メートルで頂点をつかんだ。宮里理子(那覇西1年)と田浦悠羽(ゆうわ)(コザ1年)は背泳ぎ100メートル、200メートルで個人種目2冠を達成した。片桐と宮里は団体で出場したフリーリレー400メートル、メドレーリレー400メートルも制した。
平泳ぎ50メートルで大会新を出した島田星翔(美里)がレース後、顔をほころばせた。タイムは自身のベストを更新する28秒89。
6月の夏季総合競技大会でも大会新を出したが、比嘉功太郎(興南)が県新の28秒49で1位となって、2番手に甘んじていた。モチベーションが下がらないように「自分がベストタイムを出した時の映像を見てイメトレ(イメージトレーニング)していた」と気持ちを高めて挑んでいた。
レース前から体が動いていたと言い、「調子のいい時は腕の動きとキックがかみ合い、水にうまく体重をのせることができる」と力強い泳ぎで、ぐいぐい後続と差を広げた。
後半までペースを維持し、体力が落ちなかったことも勝因に挙げる。「もっと記録を伸ばすために、筋肉トレーニングなどで体を引き締めたい」と肉体改造を目指す。九州大会に向けて「3位以内が目標」と静かに闘志を燃やした。
(大城三太)
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