沖縄知事選、大神島で前倒し投票 台風12号接近 本島では期日前に列


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大神島の投票所で投票用紙に記載する有権者ら=9日午前10時25分、宮古島市の大神島

 台風12号の接近が予想される中、宮古島市の大神島で9日、知事選の前倒し投票が実施された。同日午前9時に市選管職員が大神島離島振興コミュニティーセンターに投票所を設置し、住民らが一票を投じた。

 投票日の前倒しは防災無線で呼びかけた上で、大神自治会の根間功一郎会長が8日午後から、島の全世帯を回って、直接知らせた。根間会長は「2日繰り上げは初めてのこと。台風の準備で宮古島に渡って買い物する人も多い。みんな忙しい中で大変だ」と話した。

 投票は午後4時で締め切られ、市選管職員が船で宮古島へと運んだ。

 県選管が期日前投票を呼びかけたことから、本島内でも期日前投票所に列ができた。那覇市役所の期日前投票所では、正午過ぎに約20人が並び、「出直す」と言って引き返す人もいた。投票を終えた事務員の40代男性は「台風接近を考えて今日来た」と話した。 (佐野真慈、塚崎昇平)