沖縄知事選の期日前投票、15日間で27万3397人 選挙人名簿登録者の23% 前回同時期より低下も過去2番目のペース


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 沖縄県選挙管理委員会は10日午前、県知事選の期日前投票者数の速報値を発表した。8月26日~9月9日までの15日間で、選挙人名簿登録者数(117万6110人)の23.25%に当たる27万3397人がすでに投票を済ませた。投票率は、前回選(2018年)同時期と比べ、11.78ポイント低下しているものの、県選管によると、投票者数や投票率は、過去2番目に多いペースで推移している。

 県知事選の期日前投票者数は、序盤は低調に推移していたが、同日投開票の4市町村長選挙、24市町村議会議員選挙などの期日前投票が始まったことなどから、急激な伸びとなった。県内11市の期日前投票者数は、4日現在の集計値から16万5521人増え、20万1742人となった。投票率も4日現在と比べ、18.19ポイント増の22.17%だった。町村部の投票者数は同比で5万7517人増の7万1655人、投票率は同比21.63ポイント増の26.94%に上昇した。

 投票者数が最も多かったのは那覇市の5万4689人で、選挙人名簿登録者数の21.21%が投票を済ませている。市部で最も投票率が高かったのは名護市の33.81%(投票者数1万7102人)で、次いで南城市の30.92%(投票者数1万1106人)、石垣市の28.33%(投票者数1万1118人)と続いた。

 市長選挙、市議会議員選挙が同日選で、「トリプル選挙」となる宜野湾市の投票率は24.94%で、1万9636人が期日前投票を利用した。18年の前回選も市長選と同日選だったが、投票率は前回選の同時期と比べ5.16ポイント低下している。