琉球新報社 
沖縄県知事選に立候補している下地幹郎さん（61）、佐喜真淳さん（58）、玉城デニーさん（62）の3人は10日、那覇市内で打ち上げ式などを開き、17日間の選挙運動を締めくくった。
玉城デニーさんは10日、午後5時から那覇市の県民広場で締めくくりの演説を行った。支援者がパレットくもじ側から見守り、「誰一人取り残さない沖縄へ」というスローガンの入ったのぼり旗が、会場ではためいた。
玉城さんは「辺野古の新基地はいつまでたっても完成させられない。きっぱり諦めてもらう」と反対の意思を明確に表明し、「そうだ」の声とともに、拍手や指笛、太鼓の音が響いた。
PCR検査の拡充や子ども権利尊重条例の制定など4年間の取り組みを「一つも後悔していない」と振り返った。若年妊産婦への公的支援拡大や、企業とのミスマッチで離職した18歳から20代半ばの若者に対しても「2期目には支援するための施策をしっかり充実させたい」と先を見据えた。
「玉城デニーは絶対にぶれない。再び私に県知事としての役割を担わせてください」と支援者に呼びかけた。ガンバロー三唱で集会を締めくくると、遊説車から降りて支援者とグータッチを交わし、再選を誓った。
（金盛文香）
